ほんとにあった話

体験談、ほんとのところ、きになる話を実況・検証していきます( ̄ー ̄)

ほんとにあった怖い話・靴音

今日のお話しは…
今から5年前に住んでいた家での出来事です。


今から5年前…
当時付き合ってた彼氏と同棲する為に用意してもらった家に住み始めた矢先に起こりました。

7階建ての3階でエレベーター横の角部屋で南向きの窓があるフローリングのワンルームに住み始めたのですが…

湿気が凄くて、
某水取○うさんやその他の湿気取りは1日、長くて3日でダメになる始末で…

布団の下にすのこを敷いたりしても布団も1週間でカビが生えたり、
フローリングは結露したみたいにいつも湿ってました。


そんなある日、
職場で知り合った女性と話しをしてる中で…

「今から質問するけど、素直に答えてね?」

と言われ、その女性は次から次へ私の住んでる部屋の特徴を言い当てました。
その女性とはその時初対面で、県外の方なので私の家を見た事もないはずなのに…。

「全部当たってた?」
「はい。何で分かったんですか?」
「私の婆ちゃんが霊媒師で、その遺伝なのか霊感が強いのよ。
霊視じゃないけど、たまーにその人が住んでる家が見えたりするの。」
「そうなんですか‼」
「うん。でね、ここからが本題なんだけど…今住んでる家…離れた方が良いよ。
多分そこ…悪いものが憑いてるから。私が見えるのがその証拠。」

その女性が言うには、
その女性が見えるのはかなり強い霊気を持った人やその人が居る周辺らしく…

かと言って霊的なものはあまり信じる方じゃないし、その時は気にしてませんでした。

それからしばらくして、
その女性が言ってたことも忘れかけた頃…

それは起こったのです。


夜中の1時頃…
その日はDVDを観て夜更かししてました。
すると、

ガチャッ!ガチャガチャッ!

と玄関のドアノブが動きました。
誰か部屋を間違えたのかと外を見てみましたが誰の姿もなく…
誰かが部屋の前を通ると足音がするのですが…
その階には私達以外住んでる人は居ないし、
その足音も聞こえなかったので勘違いかと思い直してその日は寝ました。

しかし…
そんな事がその日以来1週間程続き…
そしてある日…

一緒に寝てた彼氏が急に大きく、うぅーっ!とうなり声をあげ白目を向いた状態になりました。

息を止めていたのか歯を食い縛ったまま、顔色がどんどん悪くなり呼び掛けても揺すっても反応がないまま…

救急車を呼ぼうと携帯を持った瞬間、彼はガバッと起き上がりました。

彼が言うには、
怖い顔をした女に首を閉められる夢を見たんだとか…。

ただ…彼の首にはハッキリと人の手形が残ってました。


怖くなった私はその家を引っ越す事にして、それ以来そこには近付いてないのですが…気になる事を聞きました。

私が住んでた部屋は昔、風俗の事務所や寮として使われることが多く…

今から10年以上前に、風俗での仕事を苦になって精神を病んだ女性が自殺をした部屋らしいのです。

他にもそのアパートの屋上から飛び降りた男性が居たり、と何人かが続けて亡くなったことがあるらしい…と例の部屋の近所に長く住んでるオバサンが教えてくれました。

そんな事件があって以来、
家賃の安さから色んな人が住むけど、すぐ出て行ってしまうんだとか。

今もそのアパートはありますが…
未だに長く住む人は居ないそうです。

噂によると、夜中になると誰も居ないはずなのにカツン…カツン…とハイヒールの靴音が聞こえるんだとか。

この世に未練があるまま亡くなった人が未だにそこに住んでる…とでも、言うのでしょうか……